2011年10月20日木曜日

鎌倉ハイカーズミーティングの中で…

実はこのイベントで「山と道 U.L.FramePack ONE」をはじめて見て、手に取り、背負ってみることができました。
結果、人間、ほんとうにすごいものを目の当たりにすると驚いたり笑ったりするのではなく、「絶句、声を失い頭が真っ白になる…」というのを思い出させてくれるほどの衝撃でした…! 

ここ最近、自分も自作ブームでザックにも少し手を出していただけに余計に感じ取れたのかもしれません。ほんとうに一瞬、気が遠くなるほどの素晴らしさだった…! 軽量化と剛性のバランス、行き届いた使いやすさと それを実現する数々のアイデア。そしてなにより 背中にピタッと「納まる」(←この表現が正しいと思うほどの)至高の背負い心地…。

「なんだこれ…!!」僕が背負ってクラクラしつつ次に発した言葉でした。

あまりの感動に写真が一枚もありませんw(スミマセン…汗)
(山と道 HPより)サイズやカラーも自分好みに対応してくれるセミオーダーシステム。

特に僕が感心したのがショルダーハーネスなどの体に触れる部位のつくりでした。固すぎず、柔らかすぎず、厚すぎず、薄すぎず。表面に使っている素材も肌にストレスがかからないようなソフトな触り心地。体に接する部分は長い時間背負っていると小さなストレスでも徐々に不快に思えてくるのでこれはすごいと思った。

こういった目線はビルダー(制作者)のyumiさんが女性ということだけではなく、実践や試作をくりかえし、あくまで使用者の位置から物作りをするという強いこだわりを感じた。既存の各ザックメーカーはこのザックを買い、研究しないとこの先の未来がないんじゃないかと思うほど。

U.L(ウルトラライト)系のザックはどれも一見するとフニャフニャなただの袋のように見えがちで「なんでこんなものがこんな値段なんだ?」と思う人も少なくないと思います。(自分も最初はそうでしたw)確かに太くしっかりしたアルミフレームが入っていてがっつり背負えるザックもそれはそれでいいと思いますし…。

ただ、U.L系ザックは軽くてもちゃんと背負えるための技術や工夫が施されています。そのパッと見ではわからないところにお金がかかっているということを知ってもらうためにも、ぜひ実物を見ることをおすすめします。