2011年12月22日木曜日

道具リスト活用サイト「dyog」をいじってて気がついたんです。手持ちの道具たちはかなりの確率でデフォルト(初期)状態ではないことに。例えばスタッフバッグひとつにしても、ひもを細いのに交換してたりコードロッカーをはずしてたり…。
重量の変化は置いといて、使い勝手が違うと思うんですよね。

「ちょっとしたことでより使いやすくなる」

というのがどうやら好きなようです。その一例を…


こちらはみんな大好き「アライテントのスティックペグ」です。
軽いし強いしかなりオススメな一品。…が、しかしその形状ゆえ地面に刺さったコイツを抜くのはなかなか大変です。また、存在が地味なので撤収時に適当にポイポイ置いておくと行方不明になりがちw

そこで上の写真のように改良! 柄の部分にドリルで穴をあけ、リフレクティブダイニーマ(ひも)を通しました。これなら見つけやすく指でも簡単に抜けます。また暗いうちに撤収する場合も光をかざすとリフレクティブダイニーマが反射して存在を自己アピールしてくれるというわけ。

加工は電動ドリル等の工具があれば難しくはありませんが、なにせ穴をあける部分が狭いのでまずポンチでヘコミをつけ細いドリルで穴を貫通させてから最終的な太さ(この場合は3ミリ)の径のドリルであけるとうまくいきます。さらに、それより太い径のドリルで穴の肩の部分を面取りしてやればひもが切れる心配もなくなります。何度も使ってますが強度的にはまったく問題なし。ぜひお試しあれ〜

2011年10月20日木曜日

鎌倉ハイカーズミーティングの中で…

実はこのイベントで「山と道 U.L.FramePack ONE」をはじめて見て、手に取り、背負ってみることができました。
結果、人間、ほんとうにすごいものを目の当たりにすると驚いたり笑ったりするのではなく、「絶句、声を失い頭が真っ白になる…」というのを思い出させてくれるほどの衝撃でした…! 

ここ最近、自分も自作ブームでザックにも少し手を出していただけに余計に感じ取れたのかもしれません。ほんとうに一瞬、気が遠くなるほどの素晴らしさだった…! 軽量化と剛性のバランス、行き届いた使いやすさと それを実現する数々のアイデア。そしてなにより 背中にピタッと「納まる」(←この表現が正しいと思うほどの)至高の背負い心地…。

「なんだこれ…!!」僕が背負ってクラクラしつつ次に発した言葉でした。

あまりの感動に写真が一枚もありませんw(スミマセン…汗)
(山と道 HPより)サイズやカラーも自分好みに対応してくれるセミオーダーシステム。

特に僕が感心したのがショルダーハーネスなどの体に触れる部位のつくりでした。固すぎず、柔らかすぎず、厚すぎず、薄すぎず。表面に使っている素材も肌にストレスがかからないようなソフトな触り心地。体に接する部分は長い時間背負っていると小さなストレスでも徐々に不快に思えてくるのでこれはすごいと思った。

こういった目線はビルダー(制作者)のyumiさんが女性ということだけではなく、実践や試作をくりかえし、あくまで使用者の位置から物作りをするという強いこだわりを感じた。既存の各ザックメーカーはこのザックを買い、研究しないとこの先の未来がないんじゃないかと思うほど。

U.L(ウルトラライト)系のザックはどれも一見するとフニャフニャなただの袋のように見えがちで「なんでこんなものがこんな値段なんだ?」と思う人も少なくないと思います。(自分も最初はそうでしたw)確かに太くしっかりしたアルミフレームが入っていてがっつり背負えるザックもそれはそれでいいと思いますし…。

ただ、U.L系ザックは軽くてもちゃんと背負えるための技術や工夫が施されています。そのパッと見ではわからないところにお金がかかっているということを知ってもらうためにも、ぜひ実物を見ることをおすすめします。

2011年9月28日水曜日

山食器考

自然の中で食べるごはんってなんであんなにおいしいんでしょう。コンビニのおにぎりも家や職場で食べるのとはひと味違います。
きれいな景色を眺めながらバーナーでお湯を沸かし、温かいスープやコーヒーを飲んで一休み…。こんな贅沢、下界ではそうそう味わえません。

と、そこでなくてはならないのが食器であります。

せっかくいいロケーションで食べるのに割り箸や紙皿っていうのはちょっともったいないですよね。
今回は「食器」のうちの手に持って扱うものについてです。調理方法や量とかはとりあえず置いといて自分のアウトドア(主に山)の食事を系統別で表すと 米系4:麺系4:固形系3(パン含む)といった感じです。固形に関してはだいたい包装袋なんかがあるので食器は必要ないですね。スープ系もクッカーから直飲みです。

奥から〈Mizo:チタンスモールスプーン /10g〉 〈GSI:テレスコーピングスポーク / 9g〉 〈 LIGHT MY FIRE:スポーク /10g〉


どれも軽くていいんですが、若干 中途半端な気もします。山ごはんでお馴染みの袋に入ったアルファ米などを食べるにはMizoではちょっと短い。GSIのはカレーやリゾットなどの液っぽいものを食べると可動部に汁が入ってしまいあとで拭くのが面倒。LMFは可もなく不可もなくですがフォーク部分はソーセージを刺すぐらいしか今まで使ったことがありません…。

そんなある日、こんなものを見つけた。

ビーカーや試験管なんかが置いてある売り場にあった調剤用のスプーンです。ステンレスとプラスチックの二種類あり値段も格安!(たしか数百円) 長いスプーンで金属ではないものを探していたのでこれは!と思い購入。(金属同士が擦れる感じがどうしても苦手なのです) 手前のもの(7g)を現在使用してますが特に折れる心配もなく、スプーンの頭が小さいのでクッカーや袋の隅まで良く届きます。細身なのでスープやインスタントコーヒーなどを混ぜるマドラーとしても違和感なく使えます。

そして、なんだかんだ言ってやっぱり箸が使いやすい。〈無印良品 : 携帯お箸? /15g〉 〈100均 : 竹箸 /10g〉




「日本人の魂」も大事ですが、道具として箸はとても優れてると思います。手前の竹箸(10膳で105円てw)をしばらくスタメンで使っていたんですが、箸にはもう少しこだわりを持ちたいと思ったのと、パッキングのしずらさから奥の分割可能のものにしました。残念ながら無印では廃盤になってしまったようですが 柄は丸く、先の部分は四角 というなかなかの懲りよう。材質も柿の木でいい感じです。

そしてこの箸にはある細工を施してあります。
アウトドアでは平らな所が少ないですよね。クッカーの淵に箸を乗せるとコロコローっと転がって地面に落とした人も多いでしょう。
ところがこの箸は…↓


アラ不思議!? 転がっていきません。



タネあかしはコレ。柄の部分にマグネットをしこんでいるんですねー。
ちょっとした工夫ですが実用度は◎ 置いておく時もピタッとそろってお行儀が良さげですw
※現在はバランスを改善して柄の真ん中にマグネットを入れています。

2011年9月16日金曜日


旅立つ君にティッシュケース(笑)「男気あふれるブラックでな」

2011年9月15日木曜日


この道を行けばどうなるものか。

2011年9月14日水曜日


ずわっ!

2011年9月13日火曜日

よく見ると丸くないんですね。

2011年9月11日日曜日

ああ、ショック。もう新しいの出てるし…
こちら(#KBC-L3A)は 3.7V/2,500 mAhで手持ちのiPhoneに100%/1回目と、80%/2回目ぐらいまで充電可能。
自分が行く山のスタイルではヘッドランプやラジオの電池が途中で切れた事は今までなかったのと、ケーブル込み80gということで電池タイプを流用するのはやめてコレにしました。

残量チェックが「青いランプの点滅スピード」というおかしな設定も新しい方(#KBC-L27D)では三色ランプとわかりやすくなったようです。くぅ〜

※追記 iPhone4Sではバッテリー容量が増えたようでフル充電1回分でした…

2011年9月10日土曜日

あると思います。

2011年9月9日金曜日

以前作った両面使いのティッシュケースを色違いで作ってみたのです。
今回はネイビーとグレーのシルナイロンでツートン。サークルカッターの刃が出っぱなしですね、危ないですよ。

こちら裏面。

表は普通のティッシュで

裏面はウェット(アルコール)ティッシュ

山などでクッカーでゴハンを食べたあと、「ウェットティッシュ→普通のティッシュ」という順で拭くと油汚れやこびりついたカスなどがけっこうキレイにとれます。

ドライ、ウェット共によく使うものなのでひとつにまとめちゃえという安易な発想ですがなかなかに便利だったので増産しました。

 黄色が以前作ったもの。何かに似ていますね…



2011年8月29日月曜日

速乾タオルも便利ですが「てぬぐい」もいいねということを今更ながら知りまして
〈 Locus Gear 〉のてぬぐい。よく見ると端の柄が微妙に違っててわかいい。テントもある〜

2011年8月22日月曜日

山財布考

今まで山で使う財布を模索していろいろ手を出してしまいました。軽くて使いやすい、なおかつちょっとオシャレ(←ここ大事)、というのをみんな探しているのではないでしょうか。

そもそも「山用にわざわざ財布なんか用意しない」と言われてしまえばそれまでですが、普段から使っている財布をそのまま使うのはなんだかかさばるし、ちょっと心配。必要最低限のものだけで済ませるのがいいと思うわけです。

山に入るまでと、山から出るまで。おそらく数千円と小銭、カードが2、3枚といったところでしょうか。日帰りでも山小屋のトイレを利用するなら小銭は持っていきましょう。山小屋のトイレは作るのと維持でとてもお金がかかるそうです。気持ちよく払って気持ちよくしましょう!…アレ?何の話でしたっけ? あ、財布でしたね。

今まで使ってきたいくつかです。右から時計回りでいきます。

〈グレゴリー :クラシックワレット(?) / 23g〉
小銭入れの片側にマチがついていてなかなか気が利いてます。ただポケットが二カ所なので紙幣とカードを一緒に入れるとちょっと窮屈。この柄(ブルータペストリーだったかな?)は今でも好きです。






〈ALOKSAK:ウォータープルーフマルチケース / 6g〉
軽さと防水性を考えればこれがひとつの正解かもしれません。ただし丈夫とはいえフニャフニャしているので財布感はあまりないかなと思います。

〈Nemo:ディットーワレット/ 30g〉
リサイクル生地を使い、何種類もパターンがある面白い二つ折り。ベルクロを止めると財布が開かなくなるので中身が落ちない。普段用とも兼用できるし、なかなかいいぞと思いました、が…

この小銭入れが最高に使いにくい! 海外では小銭より紙幣の方がメインなのはわかりますがコレはひどい。口が狭い上にマチもないので小銭が増えるとさらに取り出しにくいという悪循環。

〈自作:シルナイロンケース / 5g〉

グラナイトギアのハイカーワレット〉を見て、口が L型に開けばいいんじゃないかと思って作ってみました。カードを仕切り代わりに小銭と紙幣を分けるというアイデアはいいと思ったんですが、肝心の使い勝手はいまひとつ。シルナイロンがツルツルと滑ってしまい小銭が底にたまってしまった。

〈SURLY:コインケース / 18g〉
たまたま馴染みの自転車屋さんで見つけた なんてことないコインケース。〈SURLY:サーリー〉はアメリカのちょっとおもしろい自転車メーカーで、現在 自分も愛車を日々成長させているところです。この財布、子供のおもちゃの財布のような少し固めのビニール素材でできているのですが、これがなんとも具合がよろしいのです。

クパッと「がま口」のように開き、程よいコシがあるので中身が取り出しやすい。


サイズもまた絶妙でカードが無理なく入る幅があります。磨りガラスのような表情ですが外から硬貨の種類が判別できるのも便利です。そして何よりこのグラフィックがなんともイカしてるじゃないですか! 最軽量ではなくても気分をライトにしてくれるアイテムというのも遊びの重要な要素だと思うんです。

2011年8月9日火曜日

木曽駒ヶ岳

元同僚のお姉さんが「アルプス体験してみたいっ!」ということでロープウェイで楽ちんアルプスに行ってきました。

ここはロープウェイで一気に標高2,600mまで上がれる中央アルプス「木曽駒ヶ岳」。絶景として知られる「千畳敷カール」の方が名前だけでは有名かもしれませんね。木曽駒ヶ岳はこの向こう側。あの谷になってるところを登っていきます。

初心者にもおすすめ + 夏休み ということでとても賑わっています。道もよく整備されているのでローカットの靴でも平気そうです。

ほどなくして「乗越浄土(のっこしじょうど)」という尾根の分岐に到着。

晴れてはいるものの雲の動きが早くすぐにガスってしまいます。

中岳というのを越えて見えてきました、あれが山頂です。たっぷりしてる。

なるほど、山頂です。お昼にします。

いいじゃないですか、好きなんですから。

山の財布はいろいろ試しましたがコレに落ち着きそうです。

行きで越えてきた中岳には巻き道があるんですが若干危険なのであまり人が通りません。崖恐怖症ぎみのお姉さんも、せっかくだからということで行ってみます。すると、

おお、いい感じじゃないですか。

岩がゴツゴツしてますけどしっかりしているので高度に慣れれば比較的安全です。高山体験の練習にもいいんじゃないでしょうか。

ロープウェイのクーポンを使って貰えたキーホルダー。何気にかわいいです。

帰り道で寄ったインターから見た諏訪湖の夜景。花火大会もあるとかで湖面に映る花火とかキレイなんでしょうね〜。


2011年7月29日金曜日

〈MIZO チタンスモールスプーン/10g〉
MIZO(ミゾー)は主に登山用品と高所作業用具などを扱う日本の会社ですが、ハイカーには特にチタンを生かした製品に注目が集まっています。ユル〜い感じの「どじょう」のマークにズキュン! 

※この「どじょう」には創設者の逸話があるらしいですよ。

2011年7月3日日曜日

〈エレクトロライト・ショッツ /4.5g (1tab)〉

トレイルランナーにはお馴染みの、水に溶かして飲む電解質タブレット。マグネシウム等のミネラルが低い浸透圧でうんたらかんたら…。 脚がつったりする予防になるわけですが個人的には「微発泡」というのに惹かれました。山に行くと無性に炭酸飲料が飲みたくなったりします。説明では500mlに対して1タブレットですがそれだと味も薄くほんとに超微発泡なので、自分は250mlくらいで使います(贅沢!)。金額に換算すると1回¥120くらいですが水さえあればどこでも作れるのでよしとしました。

山に持っていく時は空のフィルムケースに入れていきます。以前は小型のジップロックに入れていたんですが湿気を吸って中でベタベタになってしまいました。ケースに入れる際、メモ用紙をくしゃくしゃにしたのを入れて中身が暴れないようにすると、タブレットが減ってもくしゃくしゃを伸ばせばいい具合におさまる、というわけです。

2011年6月25日土曜日

近所にある珈琲豆屋さんで「コーヒー教室」というのがあったので参加してみました。
自分では淹れ方というのはテレビや本で何度も見ているのでわかっているつもりだったんですが、淹れる度に微妙に(いや確実に)味が違うという現象が起きるので、知らず知らず濃いめになってしまってました。(…濃いのがうまいんじゃね?という錯覚です)

教室では淹れ方だけでなくいろんな豆の飲み比べなどもでき、とても参考になりました。
よく市販物の袋とかに記載されている味の種類はあくまで傾向で焙煎のしかたで全然変わるのだそう。また、自分で淹れる時は豆の挽き具合と、注ぐお湯の温度と量のバランスが大事ということ。それがわかればだいたいどんな豆でもおいしく淹れられるそうな。

お湯を注いでぐもも…と膨らみながら漂ってくるふくよかな香り…。ああ、たまりません。
さっそく教えに従い淹れてみたいと思います。